双子兄妹のニューライフ【48話】ネタバレと感想！

この記事では『双子兄妹のニューライフ』の48話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

連れ去られた双子

イシナを抱えて現れた双子の守護者に皇帝は怒りを露わにします。

背中を刺され気を失った守護者が目を覚ましたときにはもう双子の姿はなく、瀕死状態のイシナが倒れているだけでした。

「お前は子ども達の守護者ではないのか、なぜ守れなかった」

胸倉を掴んでくる皇帝に守護者は自嘲します。

守護者は主人と一つ。守護者の力は主人である双子から与えられるものですが、双子からは小さな気さえ感じません。

平凡な人間の魔法使いよりも少しマシな程度の守護者になにが出来たというのでしょうか。

「2人とも殺気魔法を使っていました。侍女がその者はロスア公爵だと言っていました」

周りの者を試すのがそんなに楽しいですか？そう笑うロスア公爵の顔を思い出しながら皇帝は守護者、ジェイソンを呼びます。

「すまなかった」

いま皇帝から聞こえた声にジェイソンは目を丸くします。

「子供たちに皇族としての誇りを授けていれば、お前は力を発揮して2人を救えていただろう」

子供たちを危険に晒したのは自分だと皇帝は強く自分の拳を握ります。

ですがジェイソンはなにをいまさらと笑います。

子供たちを助けに向かう皇帝の背中を見送りながら子供たちを助ける役割を奪われる悔しさを感じながらもその役目を託して、祈ります。

双子に迫る狂気

子供たちを助けるため、皇帝が馬に跨り駆け出した頃、双子はロスア公爵の前に縛られた状態で座っていました。

「皇帝が私たちを大切に思うはずがない」

薄暗い地下室のような部屋でそう呟く双子に何も知らないんだなとほくそ笑みながらロスア公爵は用があるからと部屋を出ようとします。

逃げるチャンスと2人は目を輝かせますが、見張り役にやってきたのは黒いローブのあの男たち。双子を襲ったやつらです。

「こんな汚い奴らと狭い部屋で一緒にいなきゃいけないなんて胸クソ悪い」

仮にも皇族を前にしているというのにあからさまに嫌悪感を口にして憚らない2人にアリエンとアルヘンの目はすうっと色を失います。

そんな2人に悲しくなっちゃったかとおどけたように男たちは笑いますが、そんなことあるはずがありません。

「いつも同じ話ばかりしてくだらないって言ってるの」

生まれてからずっと聞かされ続けている話に呆れたような視線を向けてくる上にバカだからそんなことしか言えないと双子に言われては男たちのプライドもずたずたです。

ブワッと男の手に真っ黒の嫌な光が灯ります。

「殺す前に、何ヵ所か折ってやろうか？」

子供たちを傷つけた犯人

「反皇帝派」

エロナを皇后に迎えたとき、一部の貴族たちが皇族に敵意を表し始めた。

下級貴族を迎えるなど帝国の恥だと騒ぐ貴族たちは一喝すれば黙らせることが出来たが、それはその場だけだった。

子供たちを皇宮に迎え入れてからはその反発は露骨になり、子供たちの部屋まで荒らされた。まるで子供たちは人質だと言わんばかりに

そして、その犯人はロスア公爵。その人だったのです。

馬を走らせロイドの元に戻った皇帝はロイドからロスア公爵が脱獄したこと、そして公爵邸を封鎖し、息子である公子を尋問するところだと報告を受けます。

「すぐに言わなければロスア公爵家を帝国から跡形もなく消すぞ」

子供たちとそう変わらない年齢の公子にも容赦はありません。

イラつきを前面に出し、能力までちらつかせた皇帝に震えながらも公子はごくりと息を呑み、ある取引を提案します。

それは

「私が皇女様と皇子様を助けたら我が家門をお助けください」

『双子兄妹のニューライフ』48話の感想･考察

連れ去られた双子の行く末が気になる48話となりました。

捕らえられた双子は男たちに傷つけられてしまうのでしょうか？

そして、ロスア公爵のさらなる企みが気になるところです。

ですが、ロスア公子との取引に皇帝が乗れば、一気に形成逆転しそうですよね。

この状況でも皇帝に取引を申し出せる度胸を持った公子。もしも双子が皇族として動くようになれば、きっと良い腹心になることでしょう。

一体、双子は無事に助け出されるのでしょうか？49話も気になりますね！