宇宙兄弟【372話】ネタバレと感想！

『宇宙兄弟』372話のネタバレ

日々人の到着に緊張するムッタ

月面ベース基地の中でたたずむムッタ。

今日、ついに弟の日々人が、ロシアのクルーメンバーと共に月にやってきます。

基地のハッチ扉を見つめるムッタ。

目の前にある扉から日々人がやってくることを想像し、それを子供の頃、何気なく家に帰ってくる日々人の様子に重ねます。

ブギーが、ムッタに対して、日々人を迎え入れたときのコメントを考えるように促します。

史上初、月面で実の兄弟が出会うことになるからです。

ブギーは、昔のガガーリンやアームストロングと並ぶくらいのパンチの効いたコメントが必要と力説します。

横で聞いていたフィリップもそれに同意。

ムッタは困惑しますが、フィリップは、自らの決め台詞「ヤァマン」をおすすめします。

その後、シャロン月面天文台の電池交換作業に出たムッタ。

NASAのムラサキなどと、父親の容態に関して何気ない会話をしますが、心ここにあらずといった感じです。

日々人たちの様子

場面は変わって、ロシアチームのいる宇宙船。

月と地球の間の軌道で待機中。

吾妻や日々人といったクルーメンバーが筋力トレーニングを行っています。

地上のロシア・サポートスタッフから、月を間近で見た感想を聞かれる、クルーのマクシム。

写真で見るよりも、クレーターの数が多いとの感想に、他のメンバーが固まってしまいます。

吾妻は、過去に月面に到達した経験があり、着陸前の一周が最高と、経験者ならではのコメントです。

もう一人の経験者の日々人。

彼も経験者とはいえ、さすがに、月に接近して、感慨深いようです。

月と地球を兄弟にたとえ、それを月が好きな理由に挙げています。

吾妻はそれをやさしい表情で見守ります。

トラブル発生！

ロシア地上班から月面着陸に向けて、最終調整に入るとの連絡が入ります。

船体が着陸に向けた角度に変更され、日々人も充実の表情を浮かべます。

ムッタは月面で、電池交換の作業を休憩し、岩に座って地球を眺めます。

日々人とのメールのやり取りを思い出すムッタ。

そのメールには、「月面で会おう」との力強いメッセージがありました。

ロシア船が着地シークエンスに入るまで、１５分に迫りました。

ロシア地上班の管制室長官・パブロフは、スタッフに最終確認をさせています。

準備は順調のようです。

その時。

突然、モニターがノイズ画面になります。

日々人達がのる宇宙船・オリョールからのカメラ映像、位置情報が消えてしまいます。

地上から呼びかけても、何の反応もないマクシム４。

地上班は原因を突き止めるべく、あわただしく動きます。

その事実を、NASA経由で知らされたムッタ。

呆然と月面で立ち尽くしてしまいます・・・。