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この記事では『リターン~ある外科医の逆襲~』の47話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『リターン~ある外科医の逆襲~』47話のネタバレ
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明日香との過去
「もう無理よ…でも、あなたのこと愛してたわ…」
ハッと目を覚ました五十嵐は、たったいま見た夢の内容に顔を青くします。
前世で、明日香に離婚を切り出された際の記憶です。
もう少し、彼女に気を使うべきだった。
五十嵐はその後悔から、明日香をみるたびに過去の記憶がフラッシュバックしてしまう現状に悩みます。
前世では元妻であったとしても、今では赤の他人です。
わかってはいますが、五十嵐は明日香のことをついつい目で追ってしまいます。
今の明日香と五十嵐
高いところにある荷物を下ろそうと、必死で手を伸ばす明日香。
しかしバランスを崩して危うく取り落としてしまうところでした。
その瞬間に助けに入った五十嵐。
一連の流れをみていた同僚は、五十嵐はやはり明日香のことが気になっているのだと色めき立ちますが、五十嵐としてはつい目で追ってしまうだけで、それ以上の感情はありませんでした。
院内で評判の研修医と同僚のラブロマンスが始まりそうになったら、
同僚が好機の目でみてしまうのもしょうがないですね…!
そっとしておいて欲しくはありますが…。
それどころか、明日香が笑顔で話しかけてくるたびに過去の明日香の記憶がよみがえり、辛い気持ちになる五十嵐。
「さっさと外科での勤務が終わってくれたら彼女に会うこともなくなるのに…」
五十嵐は始まったばかりの外科勤務なのに、心労から肩を落とします。
”簡単”な処置
「いつまで待てばいいんだ!」
怒鳴り散らす男性に、明日香は必死で頭を下げます。
この男性の家族が朝から処置を待たされ続けているために男性は怒っていますが、
処置のできる先生の手が空いておらず、看護師である明日香には頭を下げることしかできないのです。
「では私が処置をしましょう」
そんな明日香に助け舟を出したのは五十嵐でした。
しかし、患者に必要な処置は簡単なものではなく、普通の研修医が出来るものではありません。
明日香は焦って五十嵐を止めようとしますが、普通とは違う五十嵐はその処置について少し考えると、
「大丈夫です」と言い切り、必要なものについて明日香に指示を出しました。
読者としては五十嵐に経験があることを知っているので不安に思うことはないですが、この時の明日香を思うと少し可哀想ですね。
いくら優秀と噂されていても、まだどんな処置ができるのかわかりませんもの…。
患者の病室に向かうと、そこには苦しそうな様子の女性の姿が。
「あなたは研修医の先生でしょう?」
少し不安な様子を見せる患者に対しても、「お任せください」と笑顔で応える五十嵐。
患者の具合をみた五十嵐は、処置の方法についても的確に判断を下します。
”この傷なら、処置はこう変えた方がいい”
その真剣なまなざしに、明日香も固唾を飲んで見守ります。
きちんと状況を説明しながら手当てをする五十嵐をみて、患者家族も不安を感じることなく処置を任せました。
感謝の気持ちが怖い
「お疲れさまでした」
そう言って息をついた五十嵐に、患者は礼を述べると「担当の先生よりお上手ですね」と感謝の意を伝えます。
あれほどに怒っていた患者家族も、笑顔をみせて五十嵐に感謝をしています。
またしても自分が必要以上に目立つ行為をしてしまったことに、そこでようやく気付いたの五十嵐なのでした。
五十嵐は本当に良い人ですよね。
苦しむ患者を少しでもはやく楽にしてあげたいと全力な姿に好感がもてます。
その後、また大変な思いをするのは五十嵐本人ですが…。
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『リターン~ある外科医の逆襲~』47話の感想・考察
過去と現在。
明日香という存在を通してその記憶が入り混じるのはつらいものがありますね。
特に、明日香の笑顔を奪ってしまった昔の記憶と、現在の笑顔のギャップをみてしまうとしょうがないとわかっていても落ち込んでしまいそうです。
しかしそれでも研修は待ってくれません。
外科として研修をスタートさせた五十嵐は、ここでも”普通”の研修医の範囲を超えてしまったようですね。
しかし、家族を思って怒る男性のことも、どうしようも出来ない事実に頭を下げるしかない明日香のことも放ってはおけません。
見て見ぬ振りが出来ないのが五十嵐のよいところ。
これからもその真っすぐな姿勢は貫いていってほしいものです。
例えそれが内科の二の舞であったとしても…!
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