夏目アラタの結婚【34話】ネタバレと感想！

この記事では『夏目アラタの結婚』の34話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

事後報告

緊迫の第2回の公判は終了しました。

真珠が父親を既に殺していると推測するアラタ。

そのほかにも新証言のオンパレードだと、桃に裁判の様子を話します。

死体を隠した理由も真犯人の父親に頼まれたという証言。

黙秘を止めたと知る桃は、今ならば卓斗の父親の「首」をどこに隠したのか教えてくれるのではと考えます。

幕の引き方

拘置所で真珠と面会するアラタ。

いきなりの被写体となり、アゴを上げたまま強制的にポーズを取らされます。

離婚届は出して良かったと答える真珠を見て、案外マジだったのかと思うアラタ。

もし終わるならば話し合いよりも、ブツッと終わる方が良いと真珠は考えていたようです。

過去に付き合っていた女性との別れ話を思い出すアラタは、その考え位に激しく同意。

しかし、アラタは真珠の望む「誰か」でないので、この堂々巡りの茶番劇が続くと考えています。

そして時は動き出す

自分の証言について感想を求める真珠に対して、アラタは父親の件について丸ごと信じると駆け引き無しの本音で応えます。

真珠はアラタの父親のことを尋ねます。

本当は首の在りかを知りたいアラタでしたが、トラックの運転手だった父親の身の上話をすることに。

若い時に死んでしまえば、その姿は永遠のもの。

小3の時に事故で死んだ父親の顔を見て、アラタの言葉には説得力が伴います。

女性は誰もが天女だと持論を持つアラタの父親。

永遠の若い姿の女性が、結婚することで亭主と一緒に歳を取ってくれる。

その話を聞いて真珠の態度が明らかに一変しました。

どう対応して良いか戸惑うアラタ。

「時間を動かす」という言葉が心に響いた真珠にとって、アラタはずっと待っていた存在だったのです。

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『夏目アラタの結婚』34話の感想･考察

アラタの父親は女性にある種の理想を求めるロマンチスト。

文字通り永遠の夢追い人となりましたが、肩車の回想シーンを見る限りでは面倒見は良かった印象です。

一方、時間を動かすという言葉にヒットした真珠。

アラタはどこに需要があったのか今一つ理解できていない様子でしたが、周防が来るまで7時間待った行動といい、施設では来るはずのない迎えに期待していた真珠すれば、相当に魅力的な言葉に聞こえたことでしょう。

確かにアラタは真珠にとっての「誰か」ではなかったかもしれません。

しかし、この瞬間に「誰か」＝アラタという、真珠の中では欠けたピースが埋まりました。

真珠が心変わりしてアラタに本音を語るのか、次回に注目です。