夏目アラタの結婚【33話】ネタバレと感想！

この記事では『夏目アラタの結婚』の33話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

身バレの結果

法廷で明らかになった真珠の過去。

裁判所を出るアラタは宮前との話し合いを希望します。

しかし麹町付近はお金がかかるので、アラタがセッティングしたお店で8時過ぎに合流することに。

マスコミに嗅ぎつかれたアラタは、藤田と一緒に猛ダッシュ。

何とか地下鉄に駆け込むのでした。

藤田家の事情

見返りを求める藤田を居酒屋に誘うアラタ。

しかし藤田はお酒ではなく死刑囚グッズが欲しかったのです。

一般人代表として裁判の感想を藤田に求めるアラタ。

真珠が恵まれない環境で育ったと知り「無実」ならばいいと思う一方、それはつまらないと藤田は答えます。

殺人ピエロの正体が美少女というギャップが魅力とする藤田は、アラタの結婚もありふれたものに格下げだと断言。

アラタは殺人鬼との結婚生活がありふれたはずないと反論しますが、それはどの家でも同じだと言う藤田。

妻の寝顔やうなじを見て、今ならば一方的に殺害可能だと思ってしまう。

結婚なんて、そんな瞬間の連続ですよ。

アラタは藤田の話に興味をそそられるのでした。

真珠の騎士（ナイト）

合流した宮前に単刀直入で話すアラタ。

真珠が三島を殺害した可能性についてです。

アパートの畳に残る第三者の血痕を質問されて顔色が変わる宮前。

真珠をとことん支えていくつもりかと、アラタは自分から奪う覚悟があるのか宮前に問い質します。

真珠の無実を信じない自分よりも宮前の方がナイトとして相応しい。

口ではそう言いつつも、出来れば真珠のことを押し付けたいようです。

あくまでも弁護士として真珠を支援する宮前でしたが、父親の性的虐待を持ち出すことに変だと感じていました。

それでも、最初は信じることから始めるようとするアラタ。

拘置所でアラタの似顔絵を描く真珠にとって、必要なのは自分だと思うのでした。

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『夏目アラタの結婚』33話の感想･考察

脇役である藤田のお家事情。

どうやら妻が浮気して逃げられたようです。

結婚は幸せなのか、それとも人生の墓場なのか。

藤田が妻に対して殺意を抱くまでには、それなりの道程はあったはずでしょうが、相手は藤田をどう思っていたかは不明です。

相手を殺して楽になるという発想自体が、藤田が結婚生活に疲れたか、嫌気がさした証拠なのでしょう。

一方、アラタと宮前は考えの違いも鮮明になりました。

懸命に真珠を弁護する宮前でしたが、それは弁護人の仕事として。

その辺りの態度が透けて見えるのか、宮前も自覚するように真珠が全て話してはいないようです。

それに対してアラタは違います。

職業病かと自嘲しながらも、最初は信じることから始めようとするスタンスです。

結局、真珠の信頼を得たのは、ノートの似顔絵でも分かるようにアラタの方でした。