ケンガンオメガ【98話】ネタバレと感想！

『ケンガンオメガ』98話のネタバレ

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「THE　好青年」

98話は、速水正樹の通う欧慶大学での回想シーンから始まりました。

柔道同好会の会長が柔道部に合同練習を打診しますが、あっさりと断られてしまいます。

会長が練習に使う市営体育館の申し込みを忘れてしまったので、柔道部と一緒に練習させてもらえればと思ったのでした。

同好会を下に見ている柔道部でしたが、「よかったら僕が話してみましょうか」と手を挙げた人物がいました。

速水正樹です。

正樹が所属しているのは、欧慶大学の柔道部ではなく柔道同好会だったのです。

遠巻きに見ていると、けんもほろろだった柔道部の態度が軟化していく様子が見られます。

そして合同練習をとりつけただけでなく、練習場所が見つかるまで武道館を使っていいとの許可までもらっていました。

さらにはOBが務めているスポーツセンターで、練習場所の空きがないか聞いてみようという柔道部部長。

正樹のおかげでその後の柔道部と同好会は交流も増え、「ありがとうございます」と正樹はにこやかに笑うのでした。

そんな正樹の評判は素晴らしくよいものでした。

中学まで通っていた柔道教室では子供たちや父兄からも慕われ、大学での友人もとても多いようです。

ボランティアサークルにも所属し、大会社の御曹司の立場を鼻にかけることもないため、誰からも好かれる正樹。

「THE　好青年」と、話を聞いた大久保は怒りに震えながら評しました。

「同好会っていうことは、遊びの集まり。遊びでやって闘技者レベルか」と語る王馬に、光我は「天才っスよ」と返します。

しかし王馬は正樹を大天才だと認めながらも、嵐山は才能だけじゃ勝てないと感じるのでした。

柔道の構え

リング上で向かい合い、お互い柔道の構えをとる正樹と嵐山。

正樹は右組み、嵐山は左組みでレフェリーが試合開始を宣言しようとした時です。

レフェリーが正樹に、イヤホンを外すように指示しました。

「いっけね。忘れてた」とイヤホンを外し、光我に預ける正樹。

頑張れよ、と声をかける光我に、「ありがとう、勝ってくるね」と正樹はVサインで答えます。

そして「あ、それとね。成島君は、強くなれると思うよ」と付け足すのでした。

リングに戻った正樹は改めて構えますが、その様子は先ほどと変わっていました。

右組みだった構えを左組みに切り替えたのです。

揺さぶりをかけたつもりか、と嵐山が問うと、構えにはこだわりがないと答える正樹。

勝てればどうでもいい、よければ右組みに戻しますけど、との正樹に嵐山は好きにしろと答えました。

何が起こったかわからない

そしていよいよ試合スタートです。

ゆっくりと距離をはかり、まず正樹が先に相手の懐にとびこみました。

しかし、次の瞬間すさまじい勢いで床にたたきつけられていたのです。

カウントを聞きながら、驚愕する拳願会のメンバーたち。

「見えなかった…全く、何も…」

山下の目をもってしても何が起こったかわからなかったというのでした。

かろうじて笑みを浮かべて立ち上がる正樹でしたが、様子は苦し気です。

受け身が間に合わずにダメージを負ってしまったようでした。

しっかりせえ！と声をかける大久保の後ろで、正樹の外したイヤホンからは何かの音が流れ続けているのでした。

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