抱かないあなたと抱かれたいわたし【3話】ネタバレと感想!

この記事では『抱かないあなたと抱かれたいわたし』3話ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

友達になれて本当に良かった

「あゆみさん!」

「ゆりさん!(東堂の妻)」

“お互いの秘密を共有してから ゆりさんとは いろいろな話をするようになった”

あゆみはゆりと食事をしながらレスになった原因について聞きます。

「…えっと…ね」
「不妊症なの 私…」
ゆりは言いにくそうにしながらそう打ち明けました。

“え……”

するとゆりはタイミング法について話し始めます。

「婦人科の先生が検査をして 妊娠しやすい日を教えてくれるんだけど」
「セックスってこの日って誰かに指示されて するものじゃないじゃない?」

そしてちょうど一年前に子供をいらないと言われちゃったとあゆみに話しました。

“なにそれ… 私よりもずっと……”
「…じゃあそれから」

「かわいそうだと思った?」
あゆみが聞こうとしたところでゆりが聞きました。

あゆみは顔をあげてえ!?、いやっ…あの!と上手く答えられませんでした。

「いいのよ」
ゆりは自分でもそう思うと続けて言います。

「不妊治療に協力して貰えず愛想も尽かされて 義両親には笑顔作って誤魔化して…」
私の役割はせいぜい噂の的になるぐらいだからいいの、と笑顔で話しました。

“違う……!!!”
「いえ… …あの そうじゃなくて」
「全部じゃないけど一緒だって… 思ったんです」

「私もきっと思われてるから かわいそうって」

子供が欲しくても全然上手くいかない、周りはどんどん子供が産まれるし、通ってる料理教室では子供がいないことを噂されてると

あゆみも自分の気持ちを打ち明けました。

「人って結局自分より下を見つけて 安心したいのよ……」
それにたまたま私達は選ばれちゃったのねとゆりは言いました。

「そうかも…しれません」
あゆみもそう言い、ゆりからレスになっている原因を聞かれました。

「夫の仕事の立場が変わってから すれ違いが多くなってきて…」

あゆみはその時のことを思い出します。
“そうだ…… 一年くらい前からお義父さんの仕事を少しづつ任されて 涼真は目に見えて忙しくなった”

“その頃からセックスの回数はみるみる減り 私たちは立派な セックスレス夫婦になった”

「夜 夫と背中合わせで眠ってると 無性に寂しくなる時があって」

絶対ダメと分かってるけど誰かに甘えて抱きしめて欲しいと思うことがあるとゆりに話しました。

「夫が待っててって言ってくれてるのに そんなこと考えちゃう自分が嫌になって……」

嫌になると言うあゆみに対してゆりは

「なんで?嫌になる必要なんてないわよ」
「セックスって子どもを作るためだけのものじゃないんだもの」と言いました。

“ゆりさん…”
あゆみはゆりに心を開いていきます。

「でも本当に女って嫌よね〜」

あゆみはなんでと聞き、ゆりはいくらこっちがしたいと思っても相手がその気にならないと出来ないからと答えました。

あゆみはゆりさんもそんな事思うんだと驚きます。

「当たり前じゃない 私たち女性にだってあるもの…!性欲♡」
「夫が抱いてくれないなら 年下のイケメンに求められてみたいとか思っちゃう!」

「ね? 嫌になった?私のこと」

ゆりはあゆみに聞きましたが
「なら……ないです」

“ゆりさんと話すと 心がどんどん軽くなる”
あゆみは俯きながらその様に思いました。

「で あゆさんはどんな人をご所望?」

あゆみは年上の優しい男性に抱かれたい願望があると答えます。

わん
同じ悩みを共有していると戦友みたいな感じがしてくるのでしょうか…。
中々こんな悩みが出来ないからこそ話が出来る、と言うだけでも心が軽くなるのでしょうね。

「そうだ!!いい事考えた」
ゆりは手を合わせてあゆみに言いました。

「?」

「うちの夫とあゆさんの旦那さん 交換すればいいんじゃない?」
「どう?」

あゆみは冗談だと思い笑います。
「ぷっ」

「でもダメか〜 妻に無理解のダメ夫じゃ!」
「そしたら私がガツンと言っちゃいますよ!!!」

「頼もしい〜♡♡」

“ゆりさんと友だちになれて 本当に良かった……”
あゆみは心からそう思いました。

にゃあ
この会話を見ているだけだと気軽に話が出来る友達だなと言う印象になります。
あゆみがゆりと友達になれて良かったと思うのも分かりますね。

ゆりさんのおかげだ

その日の夜、あゆみは涼真にゆりとの食事のことを話しています。

「よかったね」

「…え?」

「最近のあゆ 毎日楽しそうだから ちょっと安心した」
と涼真は言いました。

“ちゃんと見ててくれたんだ…… うれしい…”

あゆみはそう思います。
そして今週末ゆりの家で食事に誘われてるけど涼真も行くか聞きました。
忙しいかなと言うあゆみですが

「いいよ」
「あゆがお世話になってるんだから ちゃんとお礼しなくちゃな」
あゆみの頭を撫でながら涼真はいいよと言いました。

“はぐらかすためじゃない ずっとこうして触れたかった”
「ありがと涼真」

“久しぶりにちゃんと仲良くできた気がする ゆりさんのおかげだ……”
あゆみはそう感じるのでした。

わん
ゆりさんの事を少し過信しすぎている様で少し心配にもなってきます…。

お友達じゃなぁ〜い

あゆみと涼真は東堂夫婦の家で食事をしました。

「ごちそうさまでした」
「とってもおいしかったです…!!」

食事が終わり、ゆりが言いました。
「そういえばあゆさんのSNS見たけど お二人結婚5年目なのね」

「私たちも5年目なの」
「ねぇ 魔の5年目って知ってる?」

葛西夫婦は魔の5年目って何と聞きました。

「毎年たくさんの夫婦が 離婚を決めることからそう言われてるんですって」
原因は色々あるけどその中でも多いのが性生活の不一致とゆりは言います。

「あゆみさんから聞いたけど」

“え…?何を??”
あゆみは突然ゆりから言われたのでびっくりしました。

「最近上手くいってないんでしょ?夜の生活」

「ゆ…ゆりさん…っ!!!」
何で急にそんな事言うんだとあゆみは言います。

ふふと微笑みながらゆりは涼真に言いました。
「ダメじゃない涼真さん あゆみさん悩んでたわよぉ?」

「もう一年もご無沙汰だと 考えちゃうんですって 他の人とのセックス」

にゃあ
何でこんなこと言うんだ、と思ってしまいますね。
やけに涼真に対して馴れ馴れしいのも気になります。

「も…もういいですから やめましょ…?ゆりさん」
あゆみはゆりの突然の発言に動揺しています。

しかしゆりは遠慮しないで私に頼ってと言います。続けて
「だって 私たち お友達じゃなぁ〜い?」

あゆみの肩に手を乗せて笑顔でそう言うのでした。

“え……”
その様子にあゆみは寒気がします。

ゆりは気にする様子もなく
「それでね!あゆみさんとも話したんだけど…」

「交換してみない?お互いのパートナー」

夫婦交換

「!?」
あゆみと涼真はもちろん驚きます。

「………」
東堂の夫の方はその言葉に無反応でした。

ゆりはニコッと笑い、一ヶ月限定で週に一回、金曜の夜から土曜の夕方までどうかと提案しました。

「その間 夫婦として私は涼真さんと あゆみさんはうちの夫と過ごすの」
「きっと いい刺激になると思うけど」

あゆみは夫婦交換のことは冗談だと思っていたので否定します。
「そんなの!!」

「まぁ今夜 涼真さんがしてあげれば済む話だけど♡」
ゆりはあゆみにそう言いました。

あゆみはバッと涼真の方を見ますが目を逸らすようにして何も言ってくれません。
「………」

「あら〜どうする?あゆみさん 涼真さん困っちゃったわよ?」
「あゆみさんはこのままでいいの?」

「いいわけない…けど…」
“涼真…なんで何も言ってくれないの?なんで…?”
あゆみはそう思い、ゆりにこんなの酷いと言いました。

夫婦交換の事は冗談だし、何故旦那さんも何も言わないのか意味が分からないとゆりに問いただし

「それに夫婦(わたしたち)のことだって ゆりさんのこと信頼してたから話したのに…っ」
と言います。

ゆりは、ふぅっとため息をつき
「でも?だって?? あゆみさんは本当に言い訳ばっかりねぇ〜?」

「なんでゆりさんそんなこと言うの!?なんで夫は何も言ってくれないの…!?」
「なんで…なんで!?」

あゆみは、それは…だってと言いかけたところで

「ほらね」
「そういうのすぅっごくイライラしちゃう」

「そうやって自分は動かないくせに ぜーんぶ周りのせいにして 自分を正当化してる言いわけばっかしてるから」
ゆりはそう言い、今度は涼真の肩に手をかけて聞きました。

「涼真さん したくなくなっちゃったんじゃないのぉ?」

そんなことない…とあゆみは涼真を見つめています。

涼真は東堂さんが思っている様なことは無い、今は仕事が忙しいだけどゆりに言い返します。

そして常識的に考えておかしい

あゆみとは出会ってそんなに経ってないし
涼真とゆりは、ほぼ初対面なのに他人の家庭に勝手に踏み込んで夫婦交換とは社会的に見て許される訳ないと反論しました。

「ふふふっ」
「常識的に考えて?社会的に見れば?」
「どう考えても自分を求める妻を 一年も放っておいてるほうが異常でしょ?」

「そんなこと…っ」
涼真は言い返しますが

「してないって あゆみさんを見て 本当にそう言えるの…?」とゆりが言いますが涼真はあゆみの目を見て言えませんでした。

「……っっ それでも俺は… 妻を…愛してますから!!」
俯きながら涼真は言います。

「一般論の次は感情論?」
「愛してるなら今すぐ抱いてあげなさいよ そうやって本質を避けてうわべだけ取り繕ってばっかいると」

「5年目の怪物に 大事なモノぜーんぶ 壊されちゃうかもしれないわよぉー?」
ゆりはこの場を楽しんでいるかのように言いました。

わん
怪物=ゆりなのでしょうか。
少し相談しただけで、こんなに他の家庭に口出しして欲しくないなと思ってしまいます。

涼真は東堂の夫に奥さんが知らない男と一晩過ごすなんて良いのか聞きました。

すると東堂の夫はフッと笑い空気が悪くなってきたしそろそろ失礼しようかなと言いました。

「えっ 拓海さんっ!!」
とゆりが言います。

「僕はゆりが他の男とセックスしたいって言うなら それでもいいけど あまり葛西さんを困らせてはダメだよ」
東堂の夫はそう言い部屋を後にしました。

「……」
肩を震わせているゆりにあゆみは近づきます。

「ゆりさん…?」

「……わかったでしょ? 常識とか世間体とかに縛られて うわべだけ取り繕った夫婦関係がどうなっちゃうのか」

夫婦交換なんて非常識でありえない話、道徳(モラル)に反するという事は本当は分かってると言いました。

「けど…っ 私は彼を…っ 失いたくないっっ!!!」

涙を流しながら言うゆり。

あゆみは涼真の方を見てアイコンタクトを取ります。
「わかりました」

「え?」

“この選択が正しいか分からないけど…”
「私も…ゆりさんの気持ちわかるから… どこまで出来るか分からないけど 協力させて下さい」

ゆりはパッと表情が変わり
「本当っっ??」

そしてあゆみを抱きしめながら
「うれしい…っっ あゆみさん!! ありがとう…」
「一ヶ月間よろしくね♡」
ニヤっと笑いながら言うのでした。

“こうして 私達の夫婦交換は始まってしまった”

『抱かないあなたと抱かれたいわたし』3話の感想・考察

あゆみとゆりは今回でかなり距離が縮まりましたね。いつの間にかお互いを名前で言い合うようになっていて驚きました。

その時に夫婦交換の話が出ますが、あゆみは冗談だと思いながら話していましたね。あの場面なら誰もがそう思うと思います。

そして東堂家と葛西家の食事会でゆりが突然話を切り出します。
全員の前で突然性生活について相談していた事を言われたら嫌になります…。

変だと思った時点で縁切ってしまえば良いと思ってしまいますが隣という事もあって中々そう上手くはいかないですよね。

涼真も反論はしますが、あゆみの目を見て言えなかったことに少しモヤモヤしてしまいました。

ゆりもこの事を全部仕組んでいるようでとても怖いですが、何も言わない旦那さんは何を考えているか分からなくて更に怖いです。

これから東堂家の事もお話で出てくるのでしょうか。
夫婦交換生活はどの様に始まってしまうのか見どころでもありますね。

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