アルキメデスの大戦【269話】ネタバレと感想!

この記事では『アルキメデスの大戦』269話ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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『アルキメデスの大戦』269話のネタバレ

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天敵は2人

いよいよ大本営会議に参上する櫂。

当然ながら荒れるのは確実だと予想しています。

何故ならば、会議には近衛文麿総理大臣と、東條英機陸軍大臣が出席しているからです。

かつて日米和平会議での仮調印報告会議でも一悶着ありました。

合意の承認は得られたものの、「大和」売却は無効となり白紙撤回に。

結果的には和平協議は失敗したことから、櫂に対して2人の印象は最悪です。

わん
櫂と2人の因縁は、209話からの荻外荘での報告会を要チェックです。

かつて和平を訴えた人物が、今度は日米戦争について作戦を語る。

驚きと共に反発が予想される2人をどう説得するかがポイントになりそうです。

櫂許すまじ!

大本営政府連絡懇談会。

今日の会議は、海軍からの重要な発議によるものです。

海軍で研究した最新の対米戦略と作戦計画についてと、ますは及川が露払いで説明します。

大変緊張すると話す近衛。

東條も事前に海軍からの情報を知り得るのは有り難いと同意します。

しかし、及川に促されて入室した作戦の説明者を見るや、近衛と東條は驚愕します。

あの櫂直だったからです。

にゃあ

そりゃそうだ。

海軍大佐がまさかの出席、しかも因縁の櫂ですからね。

主計局所属の大佐に他の出席者からも疑問の声が沸き上がります。

本来ならば作戦参謀長が説明するはずだがと、黒沼の体調不良を訴える及川。

山本長官の信任も厚い櫂の説明に理解を求めますが、やはり反対したのは東條でした。

怒りの到達点に達する東條。

櫂に対して一言も発してならないと何度も否定しては、即座に強制退場を命じるのでした。

耳を傾ける近衛

櫂が話はじめたならば、誰もが丸め込まれてしまう。

そう危惧する東條は、櫂に口を開かせることを頑なまでに封鎖しようとします。

そんな警告を無視するかのように櫂は冷静に語り始めます。

にゃあ

黙れと東條は懸命ですが、喋ってしまえば櫂の勝ち。

ドラスティックな言葉で出席者の関心を一気に引き寄せます。

話を聞かなければ日本は破滅すると脅す櫂。

いっそのことアメリカの属国にでもなりますかと、今度は地球後を見つめながら挑発をします。

「属国」という聞き捨てならない言葉にヒートアップする東條。

アメリカの真の狙いはアジアを属国にすることで、最も適した国は日本だと、櫂は話を続けます。

アメリカと戦争した場合、必ず勝たねばならない。

そのための唯一の方法を話に来たと、真摯な態度で熱く訴えます。

その表情を見て、近衛は心を突き動かされました。

作戦を伺いましょう。

大本営会議が、波乱の幕開けで始まります。

『アルキメデスの大戦』269話の感想・考察

近衛家はその名前から察するとおり、その系譜は五摂家に当たる名家。

近衛文麿自身も貴族院議長など要職を歴任して、総理大臣を三度も務めました。

しかしながら、決断力に乏しく三国同盟や日米開戦を止めることが出来なかった人物として、厳しい評価があることもまた事実。

時系列から現在は第三次近衛内閣。

太平洋戦争直前に最後は総辞職して、その後任として東條英機が総理大臣として就任をします。

櫂の提案は短期決戦、早期講和。

そのためには、ハワイを占領するため十万単位の陸軍兵士が必要になります。

当時の日本は石油の輸入が封鎖されるなど、ABCD包囲網の最中。

そのため、東南アジアに派兵して資源を確保する必要がありました。

こうした背景を鑑みて、果たして陸軍がハワイに人員を回すことが出来るのでしょうか。

近衛は櫂の作戦に興味を示す兆しがありましたが、東條は櫂の顔を見た瞬間に退場を命令。

もはや好き嫌いのレベルを超えています。

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