悪党のお父様、私と結婚してください【36話】ネタバレと感想!




この記事では『悪党のお父様、私と結婚してください♡』36話ネタバレ感想をお伝えしていきます。

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ネタバレはしてほしくない!という方はご覧にならないでくださいね。

衝撃の内容

「どうした?」

手紙を読むなり、息を呑んで固まってしまったエレニカに心配そうな陛下が声を掛けました。

あり得ない。

手紙を握りしめたまま、まだその内容を信じきれないエレニカは全部です!と答えながら手紙の内容の整理を始めました。

エレニカがベルゴットに来て1ヶ月半、出産予定日よりも大分早いのですが、姉の子供のブリズニーが生まれたというのです。

しかもその上、フェルナンデスも来月結婚する。さらにその相手はもうすでに子供を宿している。

確かに原作上、姉の子供のブリズニーとフェルナンデスの子供のアレクシオスが同い年になる必要があるのでこのタイミングで間違えはありません。

ガルカマン協定もまた結論は出ていません。

自分が拉致され、物語の流れは変わったと思っていましたが、無情にも原作通りに進んでいく日常にエレニカは思わず声を漏らしてしまいました。

「デカルブも」

主人公たちが次々に生まれる中、このままでは3番目の主人公ももうそろそろ生まれてくるはずです。

「誰の事だ?」

聞き慣れない人物の名前を尋ねても俯いたまま、あなたの息子ですとも答えられずに黙っているエレニカに陛下は立ち上がりました。

まだ手紙の内容を理解できていないエレニカは額に触れた陛下の手に顔が熱くなります。

わん
原作の流れにはやっぱり逆らえなかったんですね。このあとエレニカはどうするんでしょうか?

告白

「今姫がどんな表情をしているか、わかっているか?」

焦っているような、悩んでいるような。そんな複雑な表情。

「予定日より何週間も早く生まれたので心配で」

幸い姉の体調も悪くないようですし、原作のように早死にすることはないはずですが、心配なのはそれだけではありません。

こんなに早く主人公たちが生まれると思わなかった。

その事実にエレニカはあることを決意します。

「お父様」

またそう呼んだな。そう陛下が口を出す前に素早くその口を手で覆ったエレニカはその決意を口にしました。

「私と結婚してください!」

このままでは原作通りソルレアと陛下が結婚して、デカルブを産んでしまうかもしれない。

焦りから必死に自分を見つめてくるエレニカの手をそっと口元から離した陛下はじっと彼女を見つめます。

「本当に具合が悪いのか?」

突然結婚なんて言われたらそう思われてもおかしくありません。

またベルック宮殿を点検したほうがよさそうだと様子のおかしいエレニカを宮殿まで送ると陛下は皇室の主治医を呼びに行くため、立ち去ってしまいました。

にゃあ
いきなり「結婚してください!」なんて言われたら様子がおかしいと思いますよね

作戦会議

陛下もいなくなり、完全にスルーされたと呆然としているエレニカの耳に笑い声が聞こえてきました。

「思ったより大胆だな」

笑い声の主はラウルスでした。

あまりにも真剣なプロポーズのトレンドが変わったかと思ったよと笑うラウルスに間違ったかなとエレニカは頭を抱えます。

男は単純だし、それに拉致のときもストレートに言ってうまくいったのです。

ソルレアがデカルブを妊娠するまで1年を切っています。

ちょっとくらい振られたって、まだやり直す機会はあります。

さぁ、次はどうしようかと悩んでいるエレニカにラウルスは運命を変えたいのかと聞きました。

『運命が原作を意味しているならもちろん』

変えたいのは事実ですが、肝心の基本的な流れまで変えられるかどうかがわかりません。

せっかく拉致までされたのに原作と同じ時期にブリズニーとアレクシオスが生まれてしまいました。

少しくらいなら変えられても、本筋は変えられない。

それが事実ならば、ブリズニーに出会わないとしても父であるエウレディアンを殺してしまうかもしれないと思うと頭が痛いです。

『残念ながらそれは私にすら変えられない』

多くの者の縁が作り出すのが運命だとラウルスはいいます。

どんな悲劇でも受け入れろというようなラウルスの言葉にそんなの平和と繁栄の神様の言葉だとは思えないとエレニカは不満をあらわにしました。

ですが、エレニカは元々許されない子。

そんな彼女に運命を変えることなんてできるのかと言われて、脇役が原作を変えることなんて無理だとでもいうのとエレニカはさらに腹を立てます。

ですが、そんなことで諦めるエレニカではありません。

この世界がどう流れていくかをすべて知っている人間で、ユーデタの神々よりもこの世界の運命や縁を理解しているかもしれない。

それならなにか出来ることはあるはずと考えているエレニカにラウルスは少しくらいなら手伝ってやらんでもないと声を掛けました。

『お前がさっき手伝わないなら話しかけるなと言ったではないか』

地上に干渉するのは許されていないが、エレニカなら元々許されない子です。

多少の干渉なら問題ないからこれからも口を挟ませろというラウルスにエレニカは目を輝かせました。

『落として見せなさい。地上で最も強力な神聖力を』

わん
ラウルス、完全に興味本位で口出そうとしてますよね。神様なのにいいんでしょうか?




『悪党のお父様、私と結婚してください♡』36話の感想・考察

ついにエレニカから陛下への第一回目のプロポーズをした36話となりました!

残念ながら具合が悪いと流されてしまいましたが、さすがに結婚と言われたら陛下も意識しないことはありませんよね?

原作の流れはエレニカの抵抗にも関わらず、無情に流れていますが、少しでも陛下の意識を変えることが出来れば、流れに少しでも影響が出ると思います。

それに完全に好奇心だけで、ちょっとくらいなら現世に手を出してもいいというラウルスも味方につきました。

これからのエレニカの努力が気になりますね!37話も楽しみですね!

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